猫がリラックスする鍵は「自然音」にあり?
SNSや写真、映画などの影響で相変わらず猫は人気の動物です。猫カフェは、そんな可愛い猫と触れ合うことができる人気のカフェです。猫カフェで流す店舗BGMには、鳥のさえずりなどの自然音などがおすすめ。猫は、生まれた瞬間から耳にはいってきたなじみのある音を基準に、音楽を覚えていくとされています。その際多くの猫が耳にするのが、鳥のさえずりなどの自然音。アメリカのウィスコンシン大学の心理学者たちからなる研究チームによって、自然音を猫に聞かせることでリラックスさせることができると報告されています。自然音を楽器で忠実に再現するという作業も行われました。
再現された音源を猫に聞かせたところ、8割近くの猫が反応を示したというデータが発表されています。さらに「飼い猫が大人しくなった」「子猫が寝静まった」という報告もよせられ、リラックス効果が裏づけられました。一連の研究で使用された音源はCDとしても販売されています。
猫カフェでは、鳥のさえずりやそれに近い自然音を店舗BGMに選んでみてはいかがでしょうか?
選り好みしない! 無邪気な犬が喜ぶBGM
猫とならんで人気の動物、犬。犬との触れ合いが楽しめる「ドッグカフェ」のBGMには、どんなBGMが最適なのでしょうか?
犬は猫と違って決まった好みがないとされています。このデータを報告したのは、スコットランドのグラスゴー大学獣医生命科学部の研究チーム。2014年10月から2015年6月の期間中に行われた実験では、保護施設に収容された38頭の犬を対象とし、異なる音楽ジャンルのリラックス効果が比較されました。使用された音楽ジャンルはポップス・クラシック音楽・レゲエ・モータウン・ソフトロックの5つ。1日ひとつの音楽ジャンルの楽曲を6時間続けて犬に聞かせて、5日間のストレスレベルを心拍変異度と尿中コルチゾール、そして行動という3つの指標で測りました。
その結果、ジャンルに関係なく音楽が流れているときは犬のストレスレベルが減少したと報告されています。ジャンル間の大きな違いはみられなかったという一方、ソフトロックとレゲエを流した日は特に高いリラックス効果が確認されたというデータもありました。
また、別の実験では犬にクラシック音楽を聞かせることで無駄吠えが減り、大人しく寝ている時間が増えたとも発表されました。ただし実験が7日目を経過した時点で、その効果が薄れるという変化も確認されたようです。このことから、犬をリラックスさせるためには、様々なジャンルの音楽を聞かせて飽きさせないことが大切です。ドッグカフェのBGMにはソフトロックやポップス、レゲエやクラシック音楽など様々なジャンルの音楽を取りいれてみましょう。ただし、ヘヴィメタルのような激しい音楽は犬のストレスレベルを上昇させてしまうことがわかっているので、こうしたジャンルの音楽は避けた方がよいでしょう。
動物は人間の音楽に反応する?
犬は人間の音楽に対して反応をすると先述しましたが、ほかの動物たちはどうでしょうか。猫は自然の音や「猫用ヒーリング」などの猫専用の音楽に反応をしめしますが、人間の音楽には無関心だといわれています。ただし、場合によっては人間の音楽に反応することもあるので個体差はあるのかもしれません。
猿に関する実験もこれまで何度も行われています。人間の音楽に反応はするものの音楽がある環境より静かな部屋を好むことから、音楽が好きではないという説もあります。しかしその後、様々な音楽を聞かせる実験を行ったところ長時間スピーカーの前で聞き入ったケースもあるため、一概に音楽が嫌いだとは断言できません。動物、とくに哺乳類に関しては個体によって音楽の好みに違いがあるともいわれており、まだまだ謎が多いのが現状です。
ほかにも魚やワニといった動物と音楽の関係を調べる研究が行われています。その研究によれば、少なくとも動物は単なる「音」と「音楽」を区別することができて音楽のジャンルをある程度区別していることがわかっています。まだまだ謎が多いものの、音楽に対して特定の反応を示すのは確かなようです。
生き物が音楽に反応する理由は?
生き物が特定の音楽に対して反応を見せる理由に関しては、まだ解明されていないことが多いというのが現状です。人間が音楽を好きな理由も科学的に解明されていないので、当然のことといえるでしょう。ただし人間の場合は、音への感覚が「子宮で過ごした時間に聞いた音」に関係するともいわれています。哺乳類であれば、人間と同じように子宮の中で聞いた音が生まれた後の感覚に影響しているかもしれません。
一方、鳥のように卵を産むような動物はどうでしょうか。現在考えられている説としては、「コミュニケーションを取る際に、音楽のようなもので合図を示している」というものがあります。そのため、生存や子孫繁栄を維持する目的で音を利用しはじめたといわれています。これは霊長類や鳥類、さらには魚や昆虫にも当てはまることです。どんな生物もコミュニケーションに音を使っていることは解明されているため、生物全体が音楽になんらかの関心がある理由としてこちらの説が有効だといえます。
豊富なジャンルをカバー! 「OTORAKU」のプレイリスト
アニマルカフェにおけるBGMは、動物たちもリラックスできるようなものを選ぶことが大切です。猫カフェであれば鳥のさえずりやせせらぎなどの自然音を流して、猫たちにも癒やしを与えてあげるのもよいでしょう。ドッグカフェであれば様々なジャンルの音楽を流して、お客様だけでなく犬たちもリラックスして楽しめるような工夫をするのがおすすめです。
しかし、様々なジャンルの音楽をBGMとして集めるのは手間がかかります。店舗用BGMアプリ「OTORAKU -音・楽-」では、ソフトロックをはじめ、レゲエやポップス、クラシック音楽など、様々なジャンルの楽曲がそろっています。国内の大手音楽レーベルの楽曲はもちろん、最新ヒットソングから懐メロ、イージーリスニングなどもあるので、そのお店ごとに最適なBGMを流すことが可能です。また、「OTORAKU」は通常の楽曲以外にも小鳥のさえずりなどの自然音を流せるので、ゆったりとした猫カフェなどでは最適な空間をつくれます。自然音をまとめたプレイリストをそのまま流してもよいですし、再生しているBGMに自然音をかぶせられる効果音の機能を利用してもよいでしょう。
面倒な音楽著作権処理もすべてカバーされて、音楽ジャンルも多彩で効果音の演出もできる「OTORAKU」では、無料トライアルができるので、興味ある方はお手持ちのモバイル端末で試してみてください。