ハワイアンミュージックってどんな音楽?
ハワイアンは、スローからミディアムテンポの楽曲で、メジャーコード、長調の曲が大半です。また、おなじみウクレレやスティールギター(スラックキーギター)を使用しており、「ポロン」とした優しい音色が特徴的です。
スタンダードなハワイアンは、これらの要素が入った音楽のことをさします。ただし、ハワイアンミュージックはハワイ発祥の音楽や、それに影響を受けた音楽であればハワイアンとよばれることが多いようです。
ハワイアンミュージックの種類
ハワイアンミュージックをこまかく分類すると、いくつかのジャンルにわけることができます。
ここからはオーソドックスなハワイアンミュージックのジャンルを4つご紹介しましょう。
アイランド・コンテンポラリー
トラディショナルなハワイアンの雰囲気を残しつつ、現代でもじゅうぶんマッチしているのがアイランド・コンテンポラリーです。「みんなが思っているハワイアンのイメージ」が聞きたいのでしたらアイランド・コンテンポラリーがおすすめです。若い方には新鮮な癒し系として、年配のハワイアンファンも納得する曲調ですので幅広くおすすめのハワイアンです。
レゲエ(ジャワイアン)
ジャマイカのレゲエとハワイアン、それぞれの要素があわさったのがジャワイアンです。リズムはレゲエ、コードやメロディラインはハワイアンといった構成で成り立っています。レゲエのように暗くて重くなく、通常のハワイアンよりもしっかりしたリズムですので、こちらも本場ハワイでも人気があります。
チャント(オリ)
チャントは非常に民族色の強いハワイアンミュージックで、基本的には伴奏もきわめて簡素な祈りの詠唱となっています。
ポリネシア系の島々ではよく見られるスタイルで、似たようなものだとラグビー・ニュージーランド代表が試合前に披露するハカがあげられます。またオリの場合は、神への祈祷や豊穣・大漁を願う宗教的な意味あいがあります。
コンテンポラリー
文字通りコンテンポラリー(現代的)なハワイアンです。
ロックやポップス、ソウルやリズム&ブルースなどといったジャンルと融合した音楽となっています。一聴すると普通のポップスのような楽曲もありますが、よく聞くとメロディラインやリズムにハワイアンの雰囲気を感じさせます。さりげなくハワイを演出するのであればぴったりなジャンルとなります。
ハワイアンミュージックの歴史
古来よりフラやチャントといった音楽文化がハワイにはありました。その後、移民がもちこんだギターやキリスト教文化の讃美歌が島に根づき、やがてそれは古来の音楽と融合してハワイアンの原型が生まれといわれています。現在のようなハワイアンの形ができあがったのは19世紀後半になります。有名な「アロハ・オエ」はこの頃の歌です。20世紀に入るとハワイアン音楽はレコーディングされ、またたく間に広く人気を得ました。
しかし戦後はロックやポップスに人気をおされ、一時衰退期をむかえます。70年代半ば80年代にかけてからは、再びそのアイデンティティにめざめ、シーンも活気をとりもどしていきます。そして今日、現代の音楽をうまくとりいれながらも、伝統に根差したハワイアンが世界中で愛されています。
日本のハワイアンミュージックの歴史
日本とハワイの関係は、昔から移民の往来があったためなじみ深く、ハワイアンを受けいれる土壌がありました。戦時中の不遇を乗り越えて、歌手やグループなど当時のスターも生まれ、ハワイアンミュージックは戦後にふたたび復活をはたします。その後、ハワイアンの映画や曲が大ヒットしたことで、ハワイアンミュージックはよりいっそう注目をあびることとなりました。
70年代に入ると人気に陰りを見せますが、そのエッセンスは途絶えることなく、ウクレレを使うミュージシャンや、次世代ハワイアンを演奏するグループもでてきています。
どんなシーンにおすすめ?
ハワイアンミュージックは聞く人を癒す効果のある人気の音楽です。BGMとして流す場所によってはその効果を最大限に発揮できるかもしれません。ここからはハワイアンミュージックがおすすめのシーンをご紹介します。
朝カフェ
通勤や通学といった時間が朝です。朝、カフェでリラックスしたいときに、店内のBGMがアップテンポの激しい曲だったら朝から疲れてしまします。そんなときにハワイアンが流れていれば、おだやかで明るい曲調が、朝を心地よくさせてくれます。
作業用BGM
デスクワークや家事といったときに流すBGMは、あまり主張し過ぎず、暗くなく、それでいて仕事にも集中できるようなバランスが重要です。短時間だったら速くてメリハリのある曲も良いでしょうが、ある程度長い時間流すのであれば、おさえの効いた雰囲気が必要となるためハワイアンミュージックは最適な音楽といえるでしょう。
リラックスタイム
現在、ヒーリング・癒し系の音楽としても、ハワイアンは高い評価をされています。やさしく美しい歌声、全体的に落ち着いたサウンド、やわらかく包みこむようなその音色を聞けば、自然と身体も心もリラックスします。ときにナーバスになりがちな生活に、ハワイアンミュージックを取り入れてリラックスタイムを演出してはいかがでしょうか。
カフェやエステなどの店舗用BGM
疲れた身体をリラックスさせたいときに訪れるエステや、勉強や仕事を集中して行いたいときに訪れるカフェ。そんな雰囲気づくりを必要とされている店舗に流すBGMは、ハワイアンミュージックがぴったりです。
店舗を運営されている方にはBGMとしてハワイアンミュージックを流すことをおすすめします。
店舗用のBGMとして流すときは著作権違反に注意!
2016年6月、日本音楽著作権協会(以下JASRAC)は、音楽著作権の申請を行わずにBGMを流していた171事業者258施設に対して、民事調停を申し立てました。通常購入したCDや、複製した音源、音楽聴き放題アプリなどで聞くことができる音楽は、店舗で流す場合は事前に著作権者・著作隣接権者の許諾が必要です。
店舗で著作権のあるBGMを流す場合、JASRACへの申請が必須となり、また著作物使用料を支払う必要があります。知らずにBGMとして流してしまうと、著作権違反になってしまうため、注意が必要です。
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著作権を気にせず店内のBGMを流すのであれば、モバイル端末とWi-Fiがあればすぐに利用できる業務用BGMアプリ「OTORAKU -音・楽-」がおすすめです。「OTORAKU」なら面倒な著作権の申請や使用料は一切不要で安心です。
ハワイアンミュージックに限らず、さまざまなジャンルのプレイリストや楽曲をお店のBGMとして利用することができます。たとえば「ジャンル」カテゴリ内の「WORLD」では、ハワイアンミュージックをまとめた「THEハワイアン」のほか、リラックスした雰囲気を演出できるプレイリストが多数用意されています。
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