ハウスミュージックってどんな音楽?
「ハウスミュージック」という響きもそうですが、「クラブミュージック」「ディスコ音楽」と聞くと、初心者の方はなんとなく抵抗感を抱いたり、どのような音楽かいまいちわからない、と思う方が多いのではないでしょうか?
しかし、実際には生活のなかでハウスミュージックを耳にしてる機会は意外と多く、よくお店やクラブで流れているヒップホップやレゲエ、テクノもある意味ハウスミュージックの一部ともいえます。このようにクラブやカフェ、アパレルショップなどさまざまな場所で流れている「ハウスミュージック」ですが、そもそもハウスミュージックとはどのような音楽を指すのでしょうか?
結論からお話ししますと、実はハウスミュージックの定義は明確ではありません。
一般的にハウスミュージックと呼ばれているものは「4つ打ち」が基本で、BPM(テンポの単位。1分間の拍数)は、120~130程度となります。多くはリミックスやサンプリングなどの手法を使い、打ち込みによってつくられていることから、「クラブでDJによってかけられている4つ打ちのダンスミュージック」といえます。同じリズムを繰り返すことが多いのも特徴で、まさにクラブで踊るにはもってこいの音楽です。
EDM・テクノとの違いは?
先述では、ハウスミュージックの定義はあいまいであるということをお伝えしました。そんなハウスミュージックですが、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)やテクノとは一体どのような違いがあるのでしょうか?ハウスミュージック、EDM、テクノの最も大きな違いはその音楽が生まれた時代と場所、そしてBPMといわれています。
ジャンル |
ハウスミュージック |
EDM |
テクノ |
時代 |
1997年頃 |
2000年代 |
1980年代後半 |
発祥地 |
アメリカ・シカゴ |
アメリカ |
アメリカ・デトロイト |
BPM |
BPM120-130 |
BPM128前後 |
BPM120-150 |
ハウスミュージックが生まれたのは、1977年頃※だといわれています。場所はアメリカ・シカゴ。
1977年にシカゴにオープンした「Warehouse(ウェアハウス)」というクラブがあり、ハウスミュージックはそこで活躍していたDJによって生み出されたことから、ハウスミュージックの「ハウス」の意味はこのクラブの名前が由来しているという説が最も有力です。ちなみにこのハウスミュージックが日本でブームになったのが、1980年代後半のこと。その頃から現在まで、ハウスミュージックはクラブミュージックとしての確固とした地位を築きあげてます。
※1985年頃という説もあります。
ハウスミュージックの定義
「ハウスミュージックに明確な定義づけはなされていない」ということをお話しましたが、この記事では一般的な大きな意味づけではなく、もうすこし狭い意味づけでハウスミュージックを考えてみましょう。
ハウスミュージックの狭義
ハウスミュージックのこまかな狭義を下記にまとめました。
- ・DJによってクラブで流されることが多い音楽
- ・DJによってサンプリングやリミックスなどがなされ、打ち込みによって作られている
- ・BPMは120~130程度である(一般的には110~125程度ともいわれている)
- ・4つ打ちのリズムである
- ・音圧がある
- ・リズムの繰り返しを基本としている
- ・ダンスミュージックである
- ・1970年代後半から1980年代半ば頃に作られるようになったといわれている
- ・日本でブームになったのは、1980年代後半のことである
- ・ダンス・クラシックミュージックやディスコミュージックを起源にしている
ハウスミュージックの広義
次に、ハウスミュージックの広義については下記の内容となります。
- ・アップテンポなダンスミュージックである
- ・BPMは110~130程度である
- ・4つ打ちのリズムである
このように、アップテンポなダンスミュージックであればハウスミュージックとよばれることも多いのです。
ハウスミュージックはどんなシーンにおすすめ?
狭義や広義をまとめてみると、なんとなくハウスミュージックがどのような音楽を指すのかがわかってきたのではないでしょうか?ハウスミュージックの特徴をふまえると、明るい雰囲気のある場所におすすめの音楽といえます。
- ・大人数でわいわいと盛り上がりたいパーティー会場
- ・お客様のテンションを上げて購買意欲を高めてもらいたい、アパレルショップや雑貨店
- ・ファッションショー
- ・明るくポップな雰囲気のヘアサロンや美容室
- ・ヘアショー など
BGMは「見えないインテリア」ともよばれるほど、場の雰囲気を大きく変える大事な要素です。そのため、場所の雰囲気に合わせてBGMも選ぶ必要があります。
リラックスさせることをコンセプトにしているカフェや、大人の雰囲気を演出するバーなどでは、ハウスミュージックはそぐわない場合があります。客層とお店のコンセプトに合わせてBGMを選ぶようにしましょう。
こんな空間をつくりたい方におすすめ
おすすめ利用シーンをご紹介したように、主に店舗のBGMとして多く使われるハウスミュージック。
- ・明るくて、ポップな雰囲気を演出したい店舗
- ・若者向けの店舗
- ・クールな雰囲気で、かつお客様の気分をもりあげたい店舗
上記のような空間を演出したい店舗経営者の方は、BGMにハウスミュージックをとりいれてはいかがでしょうか。
お店で流すときは著作権違反に注意!
お店でハウスミュージックを流す場合に注意してほしいのが、著作権です。
一般的な音楽聞き放題サービスやCDなどは、個人利用の範囲内での利用のみが許されています。店舗のBGMは商業利用となるため、JASRACなどの著作権管理事業者へ著作物使用料を支払わなければならないのです。ハウスミュージックに限らず、音楽の著作権の大半はJASRACによって管理されているため、店舗でBGMを流す場合は注意が必要です。
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