とても重要!カフェが音楽にこだわるべき理由とは?
カフェに訪れるお客様には確かに美味しいコーヒーや料理を求めて来られる方も多いでしょう。しかし多くのお客様はカフェを休息の場、もしくはこれから仕事に向かうための心の準備や作業の準備などを行う場として考えています。
疲れた人に休息と癒やしを提供するのか、それとも気持ちを高めるサポートをするのか、お店側のスタンスによって選ぶBGMも変わってきます。カフェのBGMはお客様にそのお店の雰囲気や店舗コンセプトを印象づけるための効果的なツールです。店舗エリアの客層に合わせて適切な音楽を選ぶことができれば、カフェの集客にもつながるでしょう。
カフェの音楽選びのポイントは?
店舗コンセプトに合わせる
音楽のジャンルによってお客様に与える効果や印象はまったく変わってきます。
ジャズは新鮮でお洒落なイメージを与えたり、ひんぱんに変化するリズムによって長時間聞いていても飽きがこない音楽です。若い人には新しく刺激的なものに、お年をめした方にはなつかしさを感じさせます。ヒーリングミュージックは年齢を問わず緊張をほぐし、カフェに優しい雰囲気を抱かせる事に役立ちます。
BGMの印象はそのままカフェそのものの印象にリンクするため、そのお店をどのようなお店にしたいかをしっかりイメージして曲選びをすると良いでしょう。
季節や時間帯に合わせる
カフェの客層は基本的に時間帯によって大きく変化します。
朝は出勤前のサラリーマン、ランチタイムには主婦や高齢者のお客様が増え、夕方以降は家族連れやカップルでの来店が増えるなどの傾向があります。もちろんお店ごとに客層の変化は異なりますが、時間帯によっての客層の変化を把握できれば集客アップも見込めるでしょう。
たとえば世界的に有名なコーヒーチェーン店では、朝にソフトロックのBGMを流し、昼にはボサノバに変え、夕方以降はジャズを流すなどの工夫をしています。これと同じにすれば良いというわけではありませんが、BGMを流すときの参考としてみると自分のお店の傾向がみえてくるかもしれません。
天候に合わせる
カフェで流す音楽を天気に合わせて変えてみるのも、ひとつの方法です。
その際にやりがちなのが、「今日は天気が悪いから気分だけでも上がるような音楽をBGMにしよう」といったよけいな気くばりをすることです。雨はゆううつになりがちですが、雨音には人の心を落ち着かせてリラックスさせる効果もあります。それなのに雰囲気をぶち壊すようなアップテンポな楽曲を流されてしまうと、せっかくのリラックスタイムが台無しになってしまいます。
あくまでもカフェで流れる音楽はお客様の気持ちに寄りそって彩る名脇役としてあつかい、その日の天気に合わせた楽曲選びを行うのがよいでしょう。
カフェの雰囲気づくりにおすすめの音楽ジャンル
ジャズ
ジャズは元々ブルースから発展した音楽ですが、ブルースやその他の音楽の主流である8ビートではなく、半分の4ビートでリズムを刻むのが特徴です。速い曲調でもゆっくりと聞こえるという特徴があり、カフェを訪れるお客様の気持ちをリフレッシュさせる効果があります。
しかし、速い曲調であればリラックスさせながらやる気をみなぎらせる効果もあり、お客様は良きタイミングで席を立ってくれるようになります。もちろん個人差はありますが、ジャズはお客様にゆったりとした癒やしの空間を演出しながら、お店の客席回転率を損なわない働きをする、バランスのとれた音楽といえるでしょう。
>>ジャズについてもっと詳しく知りたい方はこちら
ボサノバ
ボサノバはブラジルを起源とするサンバやジャズなどのさまざまなジャンルの音楽の要素を取りこみ、優しい和音と軽快なリズムが融合した音楽です。サンバよりは陽気すぎず、ジャズほどはアクがないやわらかな音色で、癒やし空間を演出することができます。陽気で軽快なリズムはお客様を爽やかな気持ちにさせ、カフェに明るい雰囲気を与えることにひと役買ってくれます。
また、ボサノバの多くは英語やポルトガル語で歌われているものが多いため、お客様同士の会話を邪魔しないのも大きなメリットです。
>>ボサノバについてもっと詳しく知りたい方はこちら
ヒーリングミュージック
ヒーリングミュージックはリズムの変化が少なくメロディーもやさしい、おだやかな響きをもつ音楽です。ヒーリングミュージックは医学的に脈拍数の減少や痛み、ストレスの軽減に効果があることが証明されています。リラックス効果を高めるために大切なのは、音量を上げすぎずに、そよ風やさざ波のようなやわらかな自然音と同じ程度の音量で流す事です。
カフェで流す音楽と著作権について
CDで流す場合
市販されているCDなどの音源からBGMを流す場合、著作権の手続きと著作権使用料の支払いが必要です。著作権の申請はJASRACなどの著作権管理事業者に書面等で申請を行い、手続きの受理・著作権料の支払いを済ませた後でようやくCDで音楽を流せるようになります。申請から使用可能になるまでおよそ2週間程度の時間がかかるため意外と面倒です。もちろん、CDから取り込んだ録音物を音源に使用する場合も同様で、無許可で使用すると法律で罰せられる可能性があるため注意しなければいけません。
有線放送で流す場合
有線放送の利用料金はCDを購入してJASRAC申請するよりも若干高額です。しかし、著作権の申請手続き省くことができることや、楽曲のバリエーションの豊富さなど自前の音源にはないメリットも多いです。
YouTubeを流す場合
YouTubeにある動画の中には著作権フリーの物も存在しますが、なかには違法にアップロードされた動画もあるため、著作権法違反に該当してしまう可能性があります。動画のなかには著作権のある音楽を素人の方が演奏されている動画もありますが、これも基本的には店内BGMとして使うのは避けた方がよいでしょう。過去に著作権のある音楽の生演奏をおこなったお店が提訴されたという事例もあるため、これも著作権法違反になる可能性が高いです。
店舗用BGMアプリから流す場合
カフェでBGMを流すとき、もっともおすすめの方法が、店舗用BGMアプリを使う方法です。USENが提供する音楽配信サービス「OTORAKU -音・楽-」は楽曲内容はもちろん、お店で役立つ便利な機能も多数搭載しています。アプリをモバイル端末にダウンロードし、Web契約で手続きをおこなえば最短翌日から1週間程度で音楽を店内で流せるようになります。
著作権処理済みの配信楽曲をつかって自分でこだわりのプレイリストを作成できるので、自店のコンセプトに合ったBGMを流すことも可能です。また、用意されているプレイリストはBGMのプロがつくった質の高い選曲で、業種やジャンル、季節や時間帯、イメージなどのカテゴリから簡単に選んで流すことができます。たとえばカフェなら、「業種」カテゴリ内の「カフェ」、「音楽ジャンル」内の「CAFE/LOUNGE」、「イメージ」カテゴリ内の「ナチュラル」などから選ぶなど、多彩なカテゴリ区分からプレイリストを選べるので、イメージ通りのプレイリストに出会えるでしょう。
まとめ
カフェで流れる音楽は、お客様にそのお店の特徴を明確にイメージしてもらうためのツールです。音楽ひとつ変えるだけでカフェの売上が大きく変わったなんてこともありえない話ではありません。お客様に最高のひと時を過ごしていただくために、業務用BGMサービスなどを利用して、上手に店内BGMにもこだわってみましょう。
たとえば「OTORAKU」なら、お手持ちのスマートフォンをつかって無料体験ができるので、気になる方はこのサイト内のボタンから、無料トライアルを申し込んでみてください。