ホテルのBGMにはどんな音楽がベスト? おすすめの音楽ジャンル
ホテルは、お客様にリラックスできる空間を提供することを目的としています。ホテルの雰囲気やその場の空気感にそぐわない音楽が流れていると、お客様は違和感を覚えてしまい、結果としてホテルの格調や積み上げてきたイメージを壊してしまう恐れがあります。特にロビーやラウンジはホテルの顔ともいえるため、BGMを選ぶ際には注意が必要です。
ホテルのBGMにおすすめの音楽は、ピアノソロやピアノを中心としたストリングス(弦楽器演奏)です。ピアノは聞く人の心を穏やかにして、ヴァイオリンやヴィオラなどの弦楽器は高級感のあるラグジュアリーな雰囲気を生み出します。「お客様に居心地のよいホテルだと思ってほしい」「格調高いホテルだと印象付けたい」という場合には、これらの音楽が最適です。
加えて、音楽のジャンルはクラシックやジャズ、イージーリスニングなどのリラックスできるものを選びましょう。「お客様は常に流れている音楽を受け取っている」ということをしっかりと意識し、待ち合わせをしたり、くつろいだりしているお客様にとって、耳心地のよい音楽を選ぶことが大切です。
なお、上述したようにホテルのBGMはホテルの雰囲気に合ったものを選ぶことが重要なので、仮にホテルが南国テイストだった場合には、ボサノヴァやハワイアンミュージックなどを取り入れるのがおすすめです。ホテルのコンセプトを軸に場所や利用シーンを考えて、常にベストな音楽をBGMとして用意しておくことが、お客様へのおもてなしにつながるのです。
ホテルならではのBGMテクニックで、お客様に特別な時間を過ごしてもらおう
ロビーやラウンジ、レストランやBarなど、ホテル内の施設は多くのお客様が利用します。ひとつの建物に多くの施設が入っているのは、ホテルならではといってもよいでしょう。BGMを流す際には、これらの施設にも着目することが大切です。
例えば、ロビーやラウンジで流れる音楽にはゆったりと時間を過ごすのに適した音楽がふさわしいため、クラシックやジャズなどの中でも、比較的スローテンポの曲を選ぶとよいでしょう。レストランやBarはリラックスでき、かつ大人っぽいムーディーな曲がぴったりです。また、エレベーターや電話の保留音は、お客様をイライラさせないようヒーリング系の音楽を流すのがおすすめです。
ホテルは、朝・昼・夜などの時間帯や四季によって雰囲気が異なります。朝は、お客様にとって一日の始まりを意識する時間です。小鳥のさえずりなどをBGMに織り交ぜて朝を演出すれば、お客様は爽やかな気分でその日を迎えることができます。一方、夜は一日の疲れを癒す時間なので、眠りを誘うようなリラックス効果がある穏やかなBGMを流すことはもちろん、音量にも気を付けましょう。
また、四季の移り変わりがはっきりしている日本では、季節を感じるBGMがより効果的です。季節やイベント時期を考えながら、サービスや飲食などのシーンごとで最もマッチするBGMを考えることも必要です。
「OTORAKU」導入が、お客様へのおもてなしにつながる
「OTORAKU -音・楽-」は、iPadとWi-Fiがあれば簡単に導入できる音楽配信サービスです。クラシックやジャズ、イージーリスニングやヒーリング系など多彩な音楽ジャンルを取りそろえており、また、使いたい楽曲を自分で選んでオリジナルのプレイリストを作成することも可能です。BGMのプロが作成したプレイリストは350以上用意されており、どれも店舗用BGMのノウハウを凝縮した内容となっているので、音楽に詳しくないという方でも簡単に店舗に合ったBGMを流すことができます。
各プレイリストの画面では、曲のテンポやヴォーカルの有無なども確認できるので、BGMを流す場所や施設によりマッチした曲を細かく選べます。また、プログラムタイマーの機能を使うことで、時間帯やお客様のご利用シーンに合ったBGMに切り替えることができるので、「忙しくてBGMの切り替えをし忘れて、雰囲気にそぐわないBGMが流れてしまった」といった心配もありません。
プレイリストの他に、「森林浴」や「波・浜辺」などの効果音もあるので、季節の雰囲気をより盛り上げることができます。同じ「小鳥の声」の効果音でも、春、初夏、夏、秋冬と音が異なっており、細かい演出が可能です。
「お客様への接客でBGMにまで配慮が行き届かない」「都度BGMを切り替えている暇がない」など、忙しいホテルだからこその悩みは、手軽で自由度の高い音楽配信サービスがおすすめです。
ホテルのBGMは、お客様への真心とおもてなしの心を表すもの。この機会に、店舗用BGMとして工夫された音楽配信サービスを検討してみてはいかがでしょうか。