導入事例
case studies
ベータクライミングジム
クライミング・ジム
初心者から上級者まで、目的やレベルを問わずどんな人にも楽しんでもらいたい、というベータクライミングジム。2フロアでロック・クライミングが楽しめるだけでなく、壁が高い、ファシリティが充実など、配慮に溢れるこのジムがBGMツールとして選んだのはOTORAKUでした。導入までの経緯をディレクター・杲田(こうだ)さんに伺いました。
プレイリストを共有できるのは本当に面白い
私個人としては、USENとの付き合いは古いんです。アクセサリー屋をやっていたことがあって、店内BGMですごくお世話になった。“おしゃれな音楽”ってまだボサノヴァくらいしかない時代に、担当さんに熱い気持ちを伝えて特別にチャンネルを増やしてもらったこともあるくらい(笑)。当時海外展開もしていたので、現地で買ったCDを渡したのが良かったのかな。15年くらい前の話なので、今やってくれるのかはわかりませんが(笑)。
このジムには、もともと知り合いだった社長に声をかけてもらったんですが、ジムは当然音楽が必要で、やっぱりUSENだろうと、僕が担当することに。OTORAKUを選んだ理由は……実はリーズナブルなところ(笑)。でも、もちろん直感的に操作できる使いやすさや、みんなが作ったプレイリストが増えていくところも良いですね。それからプレイリストを共有できるのは本当に面白い。この自由度は昔は絶対になかったので、すごく良いと思っています。
フロア全体でクライマーを応援するときは高揚感が得られる音楽を選ぶ
選ぶ音楽は、ハウスやヒップホップ系を中心に、空気を見てスタッフが音楽を変えることもあります。クライミングというスポーツ特有の感覚なのかもしれないんですけど、知り合いでない人の時でも「ガンバガンバ!」って、そこに居るみんなが登っている人を応援しちゃうんです。上手いことゴールが出来たら、降りてきた時にも「やったやった!」ってグータッチして喜び合うんですよ。そういう時には、クライマーも応援してる人もみんなの気持ちがワクワクと高揚する音楽を流したりしています。状況に合わせた空間を提供し、楽しんでもらいたいと思っているので。
そういう意味で、私は気分を一番分かりやすく表現するのってBPM(音楽のテンポ)だと思うんです。なので、BPMのバリエーションが多いハウス曲が多めに入っているプレイリストをよく使っているかな。普段の生活でも音楽に後押しされて力が出ることってありますよね、それはクライミングも同じ。音楽が必要なんです。
- 配信アーティストおよび作品は、音楽配信の特性上、変更や配信終了の可能性もございます。
BGMはクライミング・ジムにとって重要なツール
あと淡々と動き続けることをサポートするのが、クライミング・ジムの音楽に必要な要素です。だから普段聴く音楽と違って、音が流れない瞬間が少ないことがとっても重要! なのでBPMがそこそこ速くて音が途切れない「a sunny lounge」をよく使います。それから「GIRLS POWER ROCK」も。様式美を外さない王道の曲が続くけど、決してつまらないわけじゃない。すごくしっかりといいバランスで作ってあるプレイリストだなって思います。
うちでは半日以上過ごされる方もいるんです。そういうお客様は1本登ってはじっくり休む。コンビニでお弁当を買ってきて一時間くらいまったりして、回復したら「さあ登ろう」というスタイルなんです。クライミングって、3~4メートルのルートを一本登ったらクタクタになるんで。でも休んでいる間に気分が落ちて欲しくなくて、その場に合った音楽を流したりしています。うちはアンプがあって違うフロアにも同じ音楽がかかるので、ほかのお客様も考慮しながらですけどね。BGMはクライミング・ジムにとって、本当に重要なツールです。
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ベータクライミングジム
(2017年1月 現在)